トラブルに遭わない為の宅配クリーニングの注意点!


 国民生活センターには宅配クリーニングのトラブルに関する相談が寄せられています。
 こういった事案を防ぐためには、お客さんとクリーニング業者が情報を共有することが大切です。中には衣類が紛失したにも関わらず賠償されないケースもあります。




トラブルが起こってしまうことも

 宅配クリーニングは非常に便利なサービスですが、中には宅配クリーニングによるトラブルも起こっているのです。
 国民生活センターにはそういった相談を多く、サービスを利用する前に知識を身につけておきましょう。それでは、国民生活センターにはどういった相談があるのでしょうか。最も多いのは、クリーニング業者に衣類が届かないというものでしょう。
 これは衣類が紛失していることもあるのです。一度紛失してしまった衣類は二度と戻らないと考えましょう。そして、ワンピースのつもりでクリーニングに出したところ、パーティードレスと判断されることもあるのです。パーティードレスは特殊な衣類であることから料金が高くなってしまいます。そして、クリーニングされたにも関わらず、汚れが落ちていないこともあるのです。そこでスムーズに対応してもらえれば良いのですが、その対応もなかなかしてもらえません。


お互いの確認不足が多い

 それでは、なぜこういったトラブルが起こってしまうのでしょうか。ひとつはお客さんとクリーニング業者が、お互いに確認不足ということも考えられます。たとえば衣類の紛失ですが、クリーニング業者が確実に申し込みを確認しておけばすぐに気づくものです。
 また、クリーニング業者からは受け取りの連絡があるものですが、お客さんがそれをチェックしていないこともあります。受け取りの連絡が無ければ何かしらの問題が起こっている証拠ですので、すぐにアクションを起こすことが出来ます。
 そのため、こういった確認の連絡をマメに行うようにしましょう。また、こういったクリーニングサービスは複数の衣類を同時に送るものです。しかし、いざ返送されると衣類が足りないこともあるのです。そのため、送った衣類の枚数なども確認をしておきましょう。


対面出来ないので交渉が難しい

 宅配クリーニングとは発送をするだけでクリーニングが出来るため、多くの方から利用されています。
 そのため、クリーニング業者のスタッフと対面することがありませんが、これによって問題が起こることがあるのです。対面が可能であれば問題が起こってもすぐに相談が出来ますが、電話窓口だけではなかなか交渉がスムーズに進まないことも少なくありません。
 また、中にはメール窓口だけというクリーニング業者もあり、こういった業者ですとレスポンスが非常に悪くなってしまうのです。また、仮に対面出来る窓口があったとしても、宅配クリーニングの場合は遠方から利用することも多いので、窓口まで簡単に行けない方も多いのです。そして、多くのクリーニング業者では、決められた枚数の衣類でひとつの料金を設定しています。そのため、枚数の数え間違えなどが起こることもあるのです。


賠償基準が曖昧なことも

 こういったクリーニングサービスに出す衣類はデリケートな素材であることから、高級衣類も多いことでしょう。そのため、紛失されてしまうと大きなトラブルになってしまうのです。もちろん、どのようなクリーニング業者も賠償基準を設けていますが、中にはその賠償基準が明確になっていないことも少なくありません。
 そのため、申し込みをする前に賠償基準について確認をしておきましょう。また、中には「問い合わせはメールでお願いします」と言われ、メールを送ってもそれから返信が無いこともあるのです。こういった問題はなかなか想像出来ないことですが、実際に国民生活センターに相談されています。そのため、クリーニング業者と事前に情報を共有しておきましょう。